ふと、「果たして私はちゃんと寝れているのだろうか?」という疑問をもち、先日この本を読みました。

けして「眠れない」といった悩みがあるわけでもなく、むしろ布団に入れば数分でスースーと眠りに落ち、朝まで起きることなく毎日ぐっすり。旅先だろうと寝袋だろうとソファでさえ同じで、寝れば大抵の(悩み)事は解決する、とすら思っています。

しかし少し前にツイッターでバズってたこちらを読みまして。

まさか、この何十年も、寝てると思ったらただ気絶してたの…??と驚愕し、眠りの見直しを考えていたのでした。

本の背表紙より。これは避けたい…けど自分がこうなる可能性が高いことも自覚。

上記の本『ぐっすり眠れる体に生まれ変わる ゴロ寝リセット!』には、わかりやすいイラストが多用され、筋肉をゆるめる事の重要性と、それが心と体にどう効果をもたらすかが書かれていました。

と、言葉にするとなんだかフツーなのですが、寝てほぐすその方法が、どうにも簡単なのです。家にあるものを丸めてその上にゴロっと寝るだけ…え、簡単すぎる。書いてる通りにやってみつつも、本当にこれだけでいいの…??と思うほどのハードルの低さ。

そこで幸運なことに、著者で理学療法士の矢間あやさんのオンライン講座を受講できる機会に飛びつき、夫と一緒に受講いたしました。

あや先生が撮ってくれた受講中の夫(左上)岡崎さん(右上)わたくし(下)

百聞は一見にしかずと言いますが、本の内容を100倍わかりやすく教えていただきました。特に実践が始まり、全員が目を閉じて発言禁止で横になった後、先生のリードの的確さがなんとも頼もしい。あの迷いのなさが気持ちよく、こちらも安心して言われた通りにフォローするのみ。

実際、本に書いてある通り、徹底的に優しく、簡単に、誰にでもできるようにメソッド化され、先生はひたすら「がんばらないこと」「がんばってはいけませんよ」と言ってくれます。

その言葉に、いかに日頃から無意識ながんばりをしていることかと実感しました。ついつい、自分なんぞ大してがんばってない、と思ったり、何かに刺激されるたびに、よーしがんばるぞー、なんて自らを鼓舞することの多さを思い返します。

あや先生の「がんばりませんよ〜、がんばったらだめですからねー」の言葉に、がんばらないことをがんばる始末です(笑)

おかげさまで、身体だけではなく思考にも、とてもいいリマインダーをいただきました。本を読んで良かった、受講もできて良かった!このゴロ寝を習慣させ、その先にあるトレーニングのためにも、あや先生の他の著書もさっそく購入。

本を探しながらいろいろ見ている時、あや先生が主宰されている一般社団法人睡眠body協会のホームページで「眠りの基礎検定」という○×クイズも発見しました。ふむふむ、と解説を読みながら回答すること全15問。中にはこんな質問も。

わたしじゃん…汗。
大して自慢にもなってない私のバタンキュー自慢を聞かされたことがあるお友達の皆さん、本当ごめんなさい。これから私は、いい眠りを目指してがんばりますよ。あ、いや、がんばらないけど。がんばらないようにして、がんばります。

投稿者プロフィール

柳澤円
柳澤 円(やなぎさわまどか)▷ライター/ 編集/ 翻訳マネジメント。主な執筆分野は食・農・環境問題・暮らし▷10代後半から留学を含む海外生活を続け23歳で帰国。英会話スクールの運営に携わったのち都内のコンサル企業に転職。ナショナルクライアントを担当する充実の日々も2011年3月東日本大震災で価値観が一変し、より自然に近い暮らしへと段階的にシフトする。現在は夫・史樹と共に、横浜から神奈川県内の中山間地へ移り、取材や執筆、編集の傍ら、自家菜園を中心とした自然食と手仕事に勤しむ日々。愛猫の名前はきび。