ドキュメンタリー映画『発酵する民』が横浜・黄金町の映画館「シネマ ジャック&ベティ」で公開になりました。本日8月14日(金)〜20日(金)までは11:00から、 21日(金)〜27日(金)は15:35からの上映で、連日舞台挨拶があるそうです。

公開初日の今日、光栄なことに上映後に行われた平野隆章監督とのトークゲストに呼んでいただきました。

平野監督(右)との上映後トークの様子

きっかけは、映画の本公開が決まった際にいただいた取材依頼。監督が7年間を掛けた制作期間中、終盤の状態で開催された限定試写会でも拝見していたのですが、東日本大震災から10年目の今年3月、完成版が劇場公開されることとなりgreenz.jpで取材する機会をいただいたこと。

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その際、個人的に大好きな横浜の映画館「ジャック&ベティ」でもぜひ公開してほしいと、勝手なファン心を申し上げたところ本当に実現してくれました。

すでに何度も拝見している映画ですが、やはり、映画館で観るクオリティは自宅のモニターとは雲泥の差。たくさんの出演者の方はもちろん、映し出された情景や音声のディティールが心地よく迫ります。次に誰が何の話をされるか記憶してるほど繰り返し観たというのに、すっかり世界観に入り込んでしまいました。

わたしはこの映画を拝見する度に、「現実」と「私にとってのファンタジー」を旅して帰ってきた気分になります。思考の枠や限界を突破し、本当に自分が望む理想の世界はどんな場所なのか。その輪郭がなんとなくぼんやりと見えそう、というところまで連れて行ってくれる旅。

今日も1時間半、快適に時空を超えた旅を楽しんでしまったもので、上映後もまだふわふわしたままだったかもしれません。せっかくのトークにあまり気の利いたことも言えなかった気もしますが、あの瞬間の気持ちを切り取ったことは事実です。
本日お越しくださいました皆さん、ありがとうございました。終了後にも多くの方にお声がけいただけてとても嬉しかったです。横浜ジャック&ベティでの上映はまだ続きますので、ぜひ一人でも多くの方にご覧いただけることを願っています。

平野監督、この度は大切な公開初日にお声がけいただき本当にありがとうございました。続く各地での公開も盛会でありますように!

平野監督、奥様のゆりこさん(左)とジャック前にて。

投稿者プロフィール

柳澤円
柳澤 円(やなぎさわまどか)
ライター/コピーライティング/翻訳マネジメント
社会課題と暮らしのつながりを取材し、複数媒体にて執筆。主な関心領域は食・農・環境・ジェンダー・デモクラシー・映画。企業の制作物なども実績多数。
10代からの留学を含む海外生活後、都内のコンサルタント企業でナショナルクライアントの発信を担当。多忙ながら充実の日々は2011年3月に東日本大震災を経験したことで一変、兼ねてより願っていた自然に近い暮らしへと段階的にシフトする。神奈川県内の中山間地へ移り、フリーランスライターを経て2019年、夫・史樹と共に株式会社TwoDoors設立、代表就任。取材執筆のかたわらで自家菜園と季節の手仕事など、環境負荷の少ない暮らしを実践する。書き手として、心の機微に気づく感性でい続けることを願い、愛猫の名はきび。