今年も10月13日、誕生日を迎えました。
子どもの頃はひたすら「早く大人になりたい」と思っていたし、20代は誕生日の度に「楽しそうだから早く40代になりたい」などと言っておりましたが、時が経てば私も大人の年齢になることができました。ありがたいことです。
思えばすべて、周りの方々のおかげで、感謝しかありません。
SNSのつながりの中には、私がまだ子どもみたいに遊んでいた頃の私を知っている方も多いですが、昔からずっと年上のお友達が多く、また、仮に個人的なお付き合いがなくても 私が一方的に憧れてきた方々を含めて、たくさんの大人が人生を謳歌する背中を見せてくれたおかげで、私はずっと大人に憧れていられました。
私が誰で何歳なのかなど全く気にすることなく、一緒に時間を過ごしてくれた多くの方々のおかげで、私も今は、いつの間にか増えた歳下のお友達のみんなを素直にリスペクトしています。
もちろん大人になってから知り合えた方々にも日々インスピレーションをいただき、本当に色んなことのおかげ様によって、今この幸せな日々があることは間違いありません。
また、常に全面的に支えてくれる夫の史樹は、私とは”違う自分”、まさにsignificant otherとして、昔の私には想像もできないエキサイティングな人生を伴走してくれています。
もちろん人生は楽しいことばかりではありませんが、たとえ苦しい瞬間でも凌駕するほどの強い思いや信念みたいなものを与えてくれたのは彼なので、きっと、この先も楽しいことがたくさん待ち受けていると信じていられる、そのことが幸せでありがたい。感謝とはこういう気持ちなのかと感じるのです。

日々やりたいことや行きたいところが思い描けること、旬の食べ物に囲まれていること、会いたい人や尊敬する人たちが健やかでいること。
世界は今、思いもよらなかったことが起き続けていますが、だからこそ私たちは、謙虚さを忘れず、意地でも知性を守り抜き、文化的に生きる。いくつになっても、自分の声をもつ人でいようと改めて思います。
どうぞ皆さま、今後とも変わらぬおつきあいのほどよろしくお願いいたします。
心からの感謝を込めて。
投稿者プロフィール
- 柳澤 円(やなぎさわまどか)▷ライター/ 編集/ 翻訳マネジメント。主な執筆分野は食・農・環境問題・暮らし▷10代後半から留学を含む海外生活を続け23歳で帰国。英会話スクールの運営に携わったのち都内のコンサル企業に転職。ナショナルクライアントを担当する充実の日々も2011年3月東日本大震災で価値観が一変し、より自然に近い暮らしへと段階的にシフトする。現在は夫・史樹と共に、横浜から神奈川県内の中山間地へ移り、取材や執筆、編集の傍ら、自家菜園を中心とした自然食と手仕事に勤しむ日々。愛猫の名前はきび。
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