志村けんさんがついに亡くなってしまった。70歳だそうだ。
まだお若いのに、本当にお気の毒だが、この状況が未だに沈静化の傾向がないことに重い気分になる。
すでにヨーロッパでは首都を閉鎖する「ロックダウン」がはじまり、日本でもいつ始まるのか、と戦々恐々の状況だ。
これが始まることで、首都圏への物流がストップし、それは経済に直接影響を及ぼすことになる。
これが長引けば、企業の倒産件数も増える。雇用がなくなり生活が立ち行かなくなる人が増え、治安も悪化する可能性もある。
それはさらに、治安維持という目的で、公権力による支配体制の強化を是認せざるを得ないという状況を招くだろう。
と、ここまで書くのも読むのも大変な状況であることは重々承知のうえ、あえて書かせてもらったのは、私は「事実に向きあうことでしか、未来の解像度をあげることはできない」と思っているからだ。
何度もここで書いている通り、自分史には「事実」に向き合う工程が必ずある。
ただしそれを無理に真正面から受け止め、消化する必要はない。
あったことを認め、過去のこととして整理するだけでいいのだ。
そのことで、現在の自分のポジションや思いがはっきりする、そのことこそが重要なのだと思っている。
そして今日伝えたいのは、その現在からみて、どんな「未来の自分史」を描きたいかというイメージをしてほしいということだ。
そのやり方に決まりはない。
過去の事実と向き合い、現在の自分を見つめながら、描きたい未来をイメージし、文字にしたり、言葉に出したりすればいいだけ。
実現するしないを気にしすぎず、まずはイメージすることこそが重要だ。
この「未来の自分史」は、自らが将来「どう在りたいか」というひとつの宣言であり、周りの状況に流されず、自分の精神を健全に保つトレーニングのようなものなのだ。
私の知人でも、これをよくやるという人がいる。
その時その時にそのビジョンは変わるそうだが、それでいい。
それを何度もイメージし、書き直すことで、未来の自分が望む姿がさらにハッキリと見えてくるのだから。
ましてや明日のことすら分からない、こんな状況だからこそ、このトレーニングが生きてくる。
キング牧師の有名な演説 「I have a dream」じゃないけれど、私には実現したい夢がたくさんある。
その方向性に賛同してくれる人達と「未来の自分史」を持ちより、励ましあえるような関係をたくさん作っていきたいと思っている。
その未来の夢を原動力にしてこそ、今を精一杯生きようとするモチベーションが生まれるのだから。
投稿者プロフィール
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株式会社 Two Doors 代表社員。
一般社団法人 自分史活用推進協議会認定 自分史活用アドバイザー。
企業研修プログラム「マインドフルカフェ」メンバー。
ライター・編集・プランナーとしても活動中。
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早川真
僕の個人事業の屋号は、「ユアメモリーサポート」と
申します。
「自分史・結婚記念誌なら」
と名刺には謳っていますが、若い方のは、
携わったことがありません。
でも、futureという単語には、心がピッと反応します。
英英辞典に、memory is past experience for future という
語釈を見つけて、つけた屋号だったんです!