サポートを必要とするお子さんが小学校や中学校に入学する際、学級選択が迫られることをご存知ですか?

ご本人やご家族がどういう教育環境を望んでいるか ー その気持ちが最も優先されるはずですが、必ずしも最寄りの学校に支援学級があるとは限らなかったり、あっても通常級との交流が一切なかったり、そもそも地域によって対応がまちまち。
そのため、当事者のご家庭では一年前後の間、非常に悩まなしい就学活動をすることもあります。

お子さんの個性やご家庭ごとの考え方があるので、正解の形はないものの、誰も大変な思いをしないで済むように、と情報発信やワークショップなどを行う団体が「みんなで就学活動」です。

以前もこちらで書きましたが、「みんなで就学活動」のnoteでは、すでに就学活動を経験した保護者の方の体験談&アドバイス”こうしよう”術と、法律や施設、アカデミアなどがサポートする専門家の対談記事を担当させていただいてます。

今回、ダウン症の娘さんが通常級に入学してインクルーシブがうまくいっているお話を聞かせくれた井田さんと、前例のなかった学区外の支援級に入学された貫井ご夫妻の”こうしよう”術が続けて公開になりました。

決して当事者だけの個人問題ではなく、社会全体で考えていくべきことだと思います。「インクルーシブ教育」がじわじわと広がりつつある今、「社会モデル」という考え方も実例が増えていくことを願っています。

 

投稿者プロフィール

柳澤円
柳澤 円(やなぎさわまどか)▷ライター/ 編集/ 翻訳マネジメント。主な執筆分野は食・農・環境問題・暮らし▷10代後半から留学を含む海外生活を続け23歳で帰国。英会話スクールの運営に携わったのち都内のコンサル企業に転職。ナショナルクライアントを担当する充実の日々も2011年3月東日本大震災で価値観が一変し、より自然に近い暮らしへと段階的にシフトする。現在は夫・史樹と共に、横浜から神奈川県内の中山間地へ移り、取材や執筆、編集の傍ら、自家菜園を中心とした自然食と手仕事に勤しむ日々。愛猫の名前はきび。

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