個人的にも大ファンである千葉県の酒蔵、寺田本家
(トップの画像は24代目の現当主・寺田優さんと、奥さんで23代目の次女・聡美さんのご夫妻)

2020年に担当させていただいたウェブサイトの英訳に続き、記念冊子の英訳も担当させていただきました。

そうです、350周年の記念冊子です。すごくないですか、350年ですよ、350年。

350年前といったら江戸中期。江戸、明治、大正、昭和、平成、令和と、350年の間にどれほどの人が寺田本家に関わり、それぞれに日々のドラマを重ねてきたのでしょうか。常に次世代を思いながら繋いだ情熱を想像すると、それだけで胸が熱くなります。

冊子に収められた文章は、ライターを使うのではなく、社内の皆さんで推敲を重ねたという誠実さが詰まっています。22代目当主の娘さんで、先代23代目・啓佐さんの奥様である雅代さんの言葉は特に、生涯に渡りずっと近くで見守っていらした寺田本家の変容に対する思いが滲み出ていて、グッときました。

どこかでこの冊子を見つけられた際にはぜひともゆっくりご覧になってください。

また、記念すべき年の寺田本家にも引き続き注目しています。

投稿者プロフィール

柳澤円
柳澤 円(やなぎさわまどか)
ライター/コピーライティング/翻訳マネジメント
社会課題と暮らしのつながりを取材し、複数媒体にて執筆。主な関心領域は食・農・環境・ジェンダー・デモクラシー・映画。企業の制作物なども実績多数。
10代からの留学を含む海外生活後、都内のコンサルタント企業でナショナルクライアントの発信を担当。多忙ながら充実の日々は2011年3月に東日本大震災を経験したことで一変、兼ねてより願っていた自然に近い暮らしへと段階的にシフトする。神奈川県内の中山間地へ移り、フリーランスライターを経て2019年、夫・史樹と共に株式会社TwoDoors設立、代表就任。取材執筆のかたわらで自家菜園と季節の手仕事など、環境負荷の少ない暮らしを実践する。書き手として、心の機微に気づく感性でい続けることを願い、愛猫の名はきび。

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