「自由とは自ら選ぶこと」を示す食

「これはすごい本だ…」と、手にした早々感動した一冊。またもやお気に入りの書が本棚に増えました。

amazonでも買えないし、料理本だけどレシピに分量などは載っていない。随所に爽快な型破りさと、快適なパンク魂がそこはかとなく広がり、読後に包まれる安心感。感動にも近いけど、もっと現実的で地に足のついた、言うなれば「この世界をまだ楽しんでいたい」という明日への希望が湧いてくる気持ちになりました。

きのうは、本書を制作された時雨出版社の温野まきさんと、料理を監修された古谷暢康さんのトーク、そして本の中の料理を楽しめるイベントがあり、すでに満喫していたつもりだった世界観を一層深めることができました。

なんせ料理イベントでもテーマが「自由に生きる」って、かっこよすぎる…。

会場は八芳園。
冒頭で「自由とは自ら選ぶこと」と語るまきさんのかっこよさったらもう最高でした。一見厳しい言葉の裏には大きな愛がある。


ありがたいことに最近、ウェブマガジンgreenz.jpにて「グリーンズの本棚」という素晴らしい本や映画を紹介する連載を担当させていただいてるので、近日中にしっかりとご紹介させていただきたいと思います。

気になって待てないよ!という方はぜひぜひ下記からチェックを。

『最初に読む料理本』(時雨出版)
https://www.shigurebooks.com/

投稿者プロフィール

柳澤円
柳澤 円(やなぎさわまどか)
ライター/コピーライティング/翻訳マネジメント
社会課題と暮らしのつながりを取材し、複数媒体にて執筆。主な関心領域は食・農・環境・ジェンダー・デモクラシー・映画。企業の制作物なども実績多数。
10代からの留学を含む海外生活後、都内のコンサルタント企業でナショナルクライアントの発信を担当。多忙ながら充実の日々は2011年3月に東日本大震災を経験したことで一変、兼ねてより願っていた自然に近い暮らしへと段階的にシフトする。神奈川県内の中山間地へ移り、フリーランスライターを経て2019年、夫・史樹と共に株式会社TwoDoors設立、代表就任。取材執筆のかたわらで自家菜園と季節の手仕事など、環境負荷の少ない暮らしを実践する。書き手として、心の機微に気づく感性でい続けることを願い、愛猫の名はきび。

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2 Comments

  1. 発注しました〜♬