3月11日14時46分。わたしたちの人生を変えたとも言える10年前のこの時間、今年は東京のど真ん中にいました。

銀座和光の上にある時計台前で多くの人共に黙祷。ウィンドウの中に集められた笑顔とメッセージが動き出し、足を止める人の数は車道ぎりぎりまであふれるほど。メディアも多く、想いがあふれて涙ぐんでい方も大勢いました。

夕方からはセイコーが2011年から続ける支援のひとつ「“わ”で奏でる東日本応援コンサート」が開催され、取材にうかがった記事が公開になりました。

(震災後、都内にいたのは初めてのことでした)


コンサートでは、セイコーが支援を続ける多賀城中学の卒業生や、コーラスグループ・サーカス、(地元神奈川の著名人)渡辺真知子さん、八代亜紀さん、中尾ミエさん、伊東ゆかりさんという豪華な出演陣にコメントをいただく機会も。

ステージ裏で待機しながらも皆さんの歌唱力に心をつかまれ、考えてみたら自分が生まれる前からずっと歌ってる皆さんの驚異的な存在感と実力に尊敬が込み上げました。影ながらどれほど努力してらっしゃるのでしょうか、本当にすごい。

しかも皆さんめちゃくちゃ優しいし、コメントをいただくための分刻みの進行スケジュールもピッタリ終了。さすがです。(途中で、そういえば16の時に亡くなった実父が伊藤ゆかりファンだったことを思い出して、とりあえず母に「これから伊藤ゆかりにコメントもらう仕事」とLINEして軽く混乱させました笑)

10年の区切りも関係なく、これからもずっと被災地支援を続けるというセイコー社の思いが詰まったコンサート。ぜひレポート記事でご覧ください。
 

投稿者プロフィール

柳澤円
柳澤 円(やなぎさわまどか)
ライター/コピーライティング/翻訳マネジメント
社会課題と暮らしのつながりを取材し、複数媒体にて執筆。主な関心領域は食・農・環境・ジェンダー・デモクラシー・映画。企業の制作物なども実績多数。
10代からの留学を含む海外生活後、都内のコンサルタント企業でナショナルクライアントの発信を担当。多忙ながら充実の日々は2011年3月に東日本大震災を経験したことで一変、兼ねてより願っていた自然に近い暮らしへと段階的にシフトする。神奈川県内の中山間地へ移り、フリーランスライターを経て2019年、夫・史樹と共に株式会社TwoDoors設立、代表就任。取材執筆のかたわらで自家菜園と季節の手仕事など、環境負荷の少ない暮らしを実践する。書き手として、心の機微に気づく感性でい続けることを願い、愛猫の名はきび。