はじめに、このブログに来てくださったことへの感謝をお伝えさせてください。ありがとうございます、とても嬉しいです。

せっかくの出会いなので、自己紹介がてら、最近わたくしが感じていることについてお伝えしたいと思います。

まだ歩み始めたばかりのTwo Doors社ですが、私も彼も個人として長年「ことば」に関する仕事に携わってきました。

私に関していえば、会社を退職して丸5年が過ぎました。(会社辞めたら1ヶ月だって生きていけないと悲観的な時もあったのに、おかげさまでライターや翻訳のマネジメントをしながら大変元気に生きております)
前職では翻訳や通訳を伴う企業の発信をコンサルしていた会社でプロジェクトマネージャーをしていたので、その頃も「ことば」や「表現」について考え続けていたことになります。

また、前職在職中もキュレーションサイトにライターとして原稿を送ったり、ライティングクラスに通ったり、ボランティアとして書くこともしていました。

ちいさい頃から作文や感想文を嬉々として書き、国語の教科書は4月のうちに読破するのが好きだった子どもが、おとなになっても変わらずに、読んで、話して、感じて、書く、という日々を送っていることになります。

ここで視点をグッと大きく広げますが、こうした一人ひとりの日々のドラマが積み重なって、地球規模で常にだれかの人生となり、それぞれ何かのご縁で袖をすり合わせて関係性を築く。この人間の営みを「当たり前」と言ってはそれまでなのですが、最近わたしはこれが「奇跡的な刹那」だと感じはじめました。

私という存在は70億分のたったひとりで影響力も小さいんだけど、でも自分を含めて、毎日このちいさな歩みを進める人たちの集団が社会です。

本当に当たり前のことなんだけど、頭ではなく心から実感して理解できたと思ったら、生きることが少しだけ楽にもなりました。

この先あとどのくらい歩み続けていられるかは分かりませんし、方法や手段や居場所はきっと自然の流れの中で移り変わるものだと思うのですが、瞬間的な存在の価値は忘れずにことばにしたい。
ことばの力を信じる一人として、私はこれからも語り続けたいと思うのです。

このブログでも日々いろんなことを記していくつもりでいます。普段の暮らしのシーンを切り取ったり、感動したことや、美しいと思ったことのほか、刹那的な心境を吐露することもあるかもしれません。

もしも、いつかどこかでお会いできる機会があったときは、どうぞあなたがその時感じている心境を話してくれたら嬉しいです。

投稿者プロフィール

柳澤円
柳澤 円(やなぎさわまどか)
ライター/コピーライティング/翻訳マネジメント
社会課題と暮らしのつながりを取材し、複数媒体にて執筆。主な関心領域は食・農・環境・ジェンダー・デモクラシー・映画。企業の制作物なども実績多数。
10代からの留学を含む海外生活後、都内のコンサルタント企業でナショナルクライアントの発信を担当。多忙ながら充実の日々は2011年3月に東日本大震災を経験したことで一変、兼ねてより願っていた自然に近い暮らしへと段階的にシフトする。神奈川県内の中山間地へ移り、フリーランスライターを経て2019年、夫・史樹と共に株式会社TwoDoors設立、代表就任。取材執筆のかたわらで自家菜園と季節の手仕事など、環境負荷の少ない暮らしを実践する。書き手として、心の機微に気づく感性でい続けることを願い、愛猫の名はきび。